早食いは、肥満の原因になる。肥満になりにくい食習慣とは?

早食いイメージ食事・飲み物・薬

内臓脂肪を代表とする「肥満」は、食習慣が大きく影響します。
食習慣は、子供の頃の食育と関係してきますが、その代表格が「早く食べなさい」「残さないで食べなさい」と、大人たちから刷り込まれたものが大きいのです。

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早食いは、内臓脂肪型肥満を助長する

早食いは、若い頃はなぜだか「勲章」のような感覚がありました。男の子なら、余計そうだと思います。中学生や高校生の頃は、3時間目の休み時間にガツガツっと弁当を早食いして、お昼の休憩時間は学食に行って、また食べる。
こんな経験、結構した人いるんじゃないでしょうか。

若い頃は、運動もするし、基礎代謝が良いので、いくら食べても太りにくいし、早食いをしても、肥満になることは少ないものです。
しかし、年を取ってくると、「早食い」は内臓脂肪型肥満につながりやすくなります。

一気に食べると、血糖値が急上昇して、食べたものの吸収率が高まり、結果的に脂肪が貯まりやすい状況になってしまいます。
加えて、仕事が忙しいと、ついつい早食いが習慣になってきます。

子供の頃の食習慣のまま、早食いになってしまう。
仕事の忙しさで、早食いになってしまう。

そうした食習慣を改め、「ゆっくり」「よく噛んで」食べることを心がければ、肥満の予防になります。

ドンブリものも、内臓脂肪を貯める原因

どんぶりもの

ラーメンや牛丼などの、どんぶりものは、「ゆっくり食べる」ことが難しいメニューです。
牛丼屋さんに行くと分かるのですが、1杯の牛丼を食べるのにかける時間は、5分程度じゃないでしょうか。
とにかくみんな、ガツガツと早食いです。
早食いは当然、内臓脂肪を貯める原因になるので、要注意。
お昼ごはんが外食の場合、どんぶりものよりは、定食ものを頼んで、ゆっくり食べるように心がけましょう。

食べ残さない食習慣も、肥満の原因

子供の頃は、食べ残すと親に叱られたりしました。「もったいない」というのが、主な理由でしょうか。
しかし、この食習慣が大人になってもそのまま続き、腹いっぱいになっても、食べ残すのが悪徳のように感じてしまい、最後まで食べきってしまう。

そうなると、代謝量以上のカロリーを摂ってしまうことになるので、消費しきれないカロリーは、脂肪に変わってしまいます。

もちろん、食べ残すのはもったいないですし、せっかく作ってくれた人にも悪いですよね。
そんな時は、あらかじめ量を抑えてもらうなどの工夫が必要です。
腹八分目に、ゆっくりと味わって、美味しく食べる。
これが、肥満になりにくい食習慣と言えるでしょう。