中年になると、お腹はぽっこりしているのに足が細くなってきます。
夏に短パンなんか履こうものなら、短パンから白くて細い足が出ていて、そのくせお腹はぽっこり。
これって、見た目もすごく格好悪いです。
足を使わないから、足が細くなる
中年にかぎらず、最近の男性は足が細い人が多いです。
スーツも細身のものが流行っているので、余計に細く見えます。
ローキック一発蹴られたら、ポキっと折れてしまいそう。
足が細くて良いのは女性だけ。やっぱり男は逞しい脚でないといかんと思うわけです。
チョット脱線しましたが、中年になると足が細くなる理由ですが、単純に「足を使わないために細くなっている」ということです。
「老いは足から」と言われますが、まさにその通りで、中年になると運動する機会がグッと減りますし、運動する事自体が億劫になる人も多く、足を使わなくなるために筋力が弱り、特に太ももとふくらはぎの筋肉が衰えてきます。
これは、見た目が格好悪いだけの問題じゃないです。運動せずに足を使わなければ、ロコモ(運動器症候群)になって、歳を取ると要介護になるリスクが高まります。
私の知り合いには農家の方がたくさんいますが、歳をとっても足腰丈夫ですよ。
やはり普段から足を動かすことがいかに大切かが分かります。
また、お腹が多少ぽっこりしていても、逞しい足であればバランスが良く見え、頼りがいのある中年男という風に見られたりもします。(貫禄があるという感じですね)
逞しい足を手に入れるための方法
さて、足を鍛え、太い筋肉を付ける方法ですが、ジョギングやウォーキングなどの軽い有酸素運動だけでは、逞しい脚にはなりません。
逞しい脚になるためには、筋トレ、無酸素運動がオススメです。
筋トレは、スクワットが効果的です。軽い負荷でスピードを上げてやるのではなく、ダンベルを持ちながらゆっくりと行うスクワットが効果的です。
回数は、10回〜12回スクワットをすると、足がプルプル震えるくらいにゆっくりと行いましょう。
ゆっくりと行う筋トレ(スロートレーニング)は、勢いに任せて動くことが出来ないので、筋肉そのものに負荷をかけることが出来るので、自重トレーニングでも十分に効果があります。
筋トレの要点は、「勢いを付けないこと」です。
スクワットをゆっくり行うことで、主に太ももの筋肉にダイレクトに刺激を与えることが出来ます。
無酸素運動では、瞬間的に足の筋肉をフル稼働するような運動が、足を太く逞しくしてくれます。
スポーツで言えば、短距離走、サッカー、ラグビー、バレーボールなどです。
それらのスポーツ選手の足を見れば一目瞭然ですね。
みな、逞しく太い脚です。
筋トレも、無酸素運動に入ります。
これは、瞬間的にかなりの負荷を足の筋肉にかけるからで、無酸素運動が筋繊維を太くし、たくましくしてくれるのです。
「歳をとって、足が細くなったな〜」と感じている人は、苦しいけれど筋トレをして鍛えるしかないというわけです。
筋トレをする時間がないサラリーマンは、こうして足を鍛えよう
とは言え、忙しいサラリーマンの方は、そうした筋トレをする時間が取れないというのも厳しい現実。
そうした人は、普段の生活で出来るだけ足を鍛えるように意識する必要があります。
単に、歩くだけでは足は逞しくなりません。歩いているだけでは、大した負荷がかかりませんので。
サラリーマンの人にオススメなのが、以下の運動です。
エスカレーターやエレベーターを止めて、階段を使うこと。
・・・これは、やっている人が多いですね。
でも、階段を昇る時にかかとをベタったり付けていませんか?
一度、かかとを付けずに、つま先だけで階段を昇ってください。
ふくらはぎがプルプルすると思います。
つま先だけで階段を昇ると、ふくらはぎに意外な負荷がかかります。
これを通勤の時や、会社の階段で継続して行うことで、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。
ふくらはぎを鍛えると、瞬発力がつきます。動きも機敏になりますので、太ももだけじゃなくて、ふくらはぎを鍛えるというのは、非常に大切なことなのです。
歳を取ってくると、まず足から弱ってきます。足が弱ると、体全体の動きが鈍くなり、ますます運動が億劫になってくるという悪循環に陥ります。
中年になると、大胸筋や腹筋を鍛えるより先に、まずは足の筋肉を鍛えることを優先させるように小心がけましょう。