痛風の痛さ、苦しさは経験しないと分かりません。
私は幸い、痛風になったことはないのですが、私の友人(48歳)が定期的にやってくる痛風発作に苦しんでいます。
夜寝る前はなんともなかったのに、朝起きると足の親指やくるぶしのあたりが、赤くパンパンに腫れて、歩くこともできないくらい痛くなるそうです。
友人曰く、
「寝ている間に、奥さんに足をねじ切られたのかと思った」
そうです。
いくらなんでも、それは無いだろうという話ですが、笑い話じゃ無いですよね。
「そんなことより、痛風をすぐに治す方法を教えろ!」
はい、わかりました。
友人の体験談を交えながら、痛風をすぐに治す方法を教えてもらいましたので、ご紹介します。
痛風をすぐに治す3つの方法
水を大量に飲む
痛風は、尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎をともなう病気です。
だから、一刻も早く尿酸値を下げなければいけません。
そのためには、水を大量に飲んで、尿を出すことです。
尿を出すと、大半の尿酸が排出されます。
先述の痛風に苦しむ友人は、痛風発作になった途端に、水を2リットルほどがぶ飲みするそうです。
2リットルというと、かなりの量なので、そこまで必要ないかとは思いますが、とにかく水をたくさん飲んで、体内の尿酸値を下げるようにしましょう。
また、痛風発作は定期的にやってくるので、夜寝る前になんとなく「痛風になるかも」というのが分かってくるそうです。
足先の関節が、ちょっと痛いような違和感を感じるらしいです。
そんな時は、発作が起きる前に水をがぶ飲みして、尿をたくさん出して寝るとのこと。
すると、翌朝も痛風発作が起きずに済むということです。
「俺くらいのキャリアになると、痛風をコントロールすることができる」
と訳のわからないことを豪語していますが、水を大量に飲むのは、友人曰く
「一番効果がある」
とのことです。
患部を冷やして安静にする
痛風になると、患部がすごく熱くなります。
その熱は、体内に溜まりすぎた尿酸の結晶を溶かそうと、体が頑張っている証拠なので、本当はそのままにしておくのが良いという意見もあります。
でも、そんな悠長なことをしていられないくらい激痛なので、とにかく「冷やす」ことが先決です。
おすすめは、冷湿布です。
氷などを足の上に乗せると、その重みで激痛が走る場合がありますので、軽い冷湿布を貼るようにしてください。
それと、足に体重をかけないように、横になって安静にするようにしてください。
冷湿布で冷やしたからといって、体内の尿酸値が下がることはなく、急激に治るわけではありませんが、とにかく激痛を少しでも和らげることが大切です。
鎮痛剤を飲む
痛風の激痛がから逃れるために、鎮痛薬を飲むのも一つの方法です。
痛風発作で市販薬を使う場合は、「ロキソニンS」をおすすめします。
ロキソニンSは鎮痛効果が高く、痛風の専門病院でも鎮痛剤として使われることがあります。
逆に使ってはいけないのが、アスピリン成分が入っているものです。
例えば、バファリン。
アスピリンの作用で、痛風の痛みが増してしまうことがあります。
痛風発作に定期的に襲われる人は、ロキソニンSを常備してください。
とは言っても、痛風発作の激痛が頂点に達している時は、ロキソニンSでも効かない場合があります。
そもそも、ロキソニンSは尿酸値を下げて痛風を根本的に治すものではなく、あくまでも「鎮痛剤」なので、当座の痛み止めと考えておきましょう。
普段からの尿酸値対策で、発作が起きないようにしよう
水を大量に飲んだり、患部を冷やしたり、鎮痛剤を飲むというのは、痛風発作が起こってから、応急処置として行うものです。
痛風の原因を根本的に治さないと、発作が治まっても忘れた頃にまた痛風発作に襲われます。
根本的な対策は、尿酸値を下げる!
これに尽きます。
普段の生活では、魚卵やレバーを食べないこと。プリン体の多い食べ物は避けること。
お酒を飲みすぎないこと、水をよく飲むこと。
ジョギングやウォーキングなどの軽い有酸素運動を習慣づけること。
が大切です。
ただ、そうは言っても、そんなストイックな生活なんてなかなかできないものです。
「普段の生活を変えずに、尿酸値を下げたい」
という人は、尿酸値を下げるサプリメントを服用することを、おすすめします。
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