痛風を予防するための3つのポイント

痛風イメージ痛風

私の友人が痛風で苦しんでいます。40代半ばなんですが、聞けば足の親指が激烈に痛いとか。
痛風は、ずっと痛みが続くわけではなく、ある時急に発症して、数日すれば収まって、またしばらくすると激烈な痛みが・・・
という風に、何度も繰り返すそうです。最近は親指どころか、足首まで痛くなってきてるとのこと。
私は経験ないのですが、ほんと痛いらしいです。夜も眠れないくらいに。

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痛風患者は、こんな共通点を持っている

私の周りにいる痛風患者には、ある共通点があります。それは、

  1. お酒が大好き!人の何倍もの酒量がある。
  2. 普段ほとんど運動をしていない
  3. 食べるのが好きで、肥満している

という共通点です。
ここから見えてくることは、上記と逆の人には、痛風患者がいないということです。(少なくとも、私の周りには)

痛風は、体内の尿酸値が高くなりすぎて、関節に激しい痛みを伴う症状です。中年がなりやすいと思われがちですが、最近では若者でも痛風に苦しむ人が冷えているとか。では、以下に痛風を予防するための3つのポイントを紹介します。

1.プリン体の摂取を控える

人間の体内では、自然に約0.5g程の尿酸が作られます。それに加え、食べ物や飲み物から摂取したものが尿酸としてたまり、体内を循環、それから体外に排出されます。しかし、何らかの異常等で腎臓からスムーズに老廃物が排出されなくなると尿酸がたまるわけです。

その原因となるのが、プリン体の過剰摂取。プリン体といえば、ビールを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
でも、ビールだけを控えても、毎日の食生活の中には、プリン体が多い食べ物があります。例えば・・・

  • レバー類
  • 白子
  • カツオ
  • アンコウの肝
  • 大正エビ

などです。レバー、魚卵に多く含まれていますので、これらをたくさん食べないことが、痛風の予防につながります。
ビールは、いかにもプリン体が多いように思いますが、ビール単体で飲む分には、適量さえ守ればそんなに心配することはありません。
プリン体ゼロのビール(というか、発泡酒)もありますし。
問題なのは、これらプリン体が多いものをたくさん、頻繁に食べることです。健康診断で尿酸値が高い人は、これらの食品は避けたほうが賢明です。

2.水をたくさん飲むこと

痛風は、尿酸が体内にたくさんあり、それが排出されなくなることが原因です。
なので、痛風を予防するにはプリン体を摂らないことよりも、尿酸をきちんと体外に出すことが大切です。

尿酸を体外に出すために一番てっとりばやいのが、「水をたくさん飲む」ことです。尿酸は、尿に溶けて体外に排出されるので、尿をたくさん出すために、水分をたくさん摂るということです。その結果、尿酸値が下がります。
前述の私の友人は、痛風の痛みが出た時には、即効で水をたくさん飲んでいます。そうすると、2~3日で症状が和らぐといっています。

尿酸値の高い人や、痛風の人は、約2リットルの水を1日に飲むようにしましょう。
2リットルというと、すごく多く感じますが、普通の生活をしてると、1~1.2リットルは飲んでいますので、ちょっと頑張って余分に水分を摂ってください。

「尿を出せばいいんだから、水じゃなくて、スポーツドリンクでもいいのでは?」と思う人がいると思います。

しかし、スポーツドリンク等は糖分が入っているので、カロリーが高くなり、肥満や糖尿病の原因になります。水が一番安心です。

3.適度な運動が大事

内臓脂肪が貯まると、体内の尿酸が排出されにくくなる体質になります。
ですので、脂肪を減らすために運動をすることも、痛風予防に有効です。ただ、ここで気をつけるべきは「軽い有酸素運動」をすることです。

激しい運動や、筋肉を酷使する運動は、体内で細胞が破壊されます。その時にプリン体が生まれてしまいます。
そうなると、急激に尿酸値が高くなるので、かえって危険です。

「運動したら、かえって痛風がひどくなった」ということもありますので、運動するなら、軽いウォーキングが一番良いと思います。

痛風は、ある日突然やってくる

昨日までなんともなかったのに、今朝起きると急に足が痛み出した。
こんなふうに、痛風は前触れ無く突然やってくるのです。
一回痛風になってしまうと、劇的に生活習慣を変えない限り、なかなか治りません。
なので、普段からの予防が大切です。