金沢大学の研究グループが、緑茶をよく飲む人ほど認知機能が低下しにくい可能性があるとする研究結果を発表しました。
60歳以上の490人を対象に調査した結果、毎日緑茶を飲むグループは、全く飲まないグループと比べ、認知症の発症率が約3分の1だったということです。
金沢大学の山田教授は以下のとおりに述べています。
山田教授は「緑茶に含まれるカテキンやミリセチンといったポリフェノール類に、認知症の予防効果がある可能性がある。解明できれば、有効な予防法の確立につながる」と話した。
北国新聞社より引用
コレステロールを下げる、オススメの飲み物5選でも紹介しているように、緑茶にはコレステロールを下げる効果があるとされる「ポリフェノール」を多く含んでいます。
茶カテキンの中に含まれるポリフェノールが、血圧の上昇を防ぎ、血中コレステロールを下げ、抗酸化作用があるなど、色々な効果があり、これが動脈硬化や脳梗塞を防いでくれるということです。
しかし、認知症に効果があるかどうかは、今まで実証されてきませんでした。
現段階では、「認知症の予防効果がある可能性がある」という段階で、確実に認知症に効果があるというわけではなさそうですが、緑茶は昔から日本人が好んで飲んできた飲み物です。
緑茶さえ飲んでいれば、認知症が防げるわけでは無いのですが、緑茶が健康に良いというのは、言えると思います。