お笑いコンビ「NON STYLE」の井上さんが、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」に出演して、心臓の大動脈に重大な問題が見つかったそうです。
その病名は、先天性大動脈二尖弁。
大動脈二尖弁とは、本来なら3枚ある大動脈弁が2枚しかない状態のことを言います。
医師からは手術を勧められたそうなんですが、本人は今まで自覚症状がなかったよう。
実は私も、心臓に疾患を抱えていまして。
私の場合は、「心臓弁膜症」というもので、心臓の弁が正常に開閉できないために、心臓に送られた血流が、逆流しているんです。
まあ、私のことはさておき、心臓の疾患というのは、なかなか自覚症状がなく、ゆっくり進行するのかな?と思っています。
それで、いきなりドカン!
いや、マジで怖いです。私は手術は勧められずに精密検査を定期的に受けることを言い渡されていますが、いつ時限爆弾が爆発するんだろう?と、ちょっとビクビクしながら生活を送っています。
大動脈二尖弁は、遺伝するの?
大動脈弁は、ふつうは3枚の弁によって血流を一方向に送る手助けをします。
このおかげで心臓の血液が逆流することはないのです。
でも、100人に1人〜2人の割合で、生まれながらにこの大動脈弁が2枚しか無いことがあります。
これは、先天性なので、生活習慣とか食生活は関係ありません。
通常は3枚のところが、2枚しか無いので、弁の開閉時にかなりの力がかかって、長期的に見ると弁が壊れるリスクがあるのです。
このことから、ノンスタの井上さんは手術を勧められたんでしょうね。
年をとると、弁が開かずに狭くなる「大動脈狭窄症」や「大動脈閉鎖不全症」を発症する場合があります。
さて、この先天性大動脈二尖弁は遺伝するのか?
先天性なので、生まれついたときからの症状だということは分かっていますが、遺伝によるものかどうかは、はっきりしないようです。
例えば、あなたの両親のいずれかが先天性大動脈二尖弁だったとしても、あなたも必ず成るものとは限りません。
100人に1〜2人の発症なので、確率の問題です。
大動脈二尖弁の治療方法はあるの?
もともと心臓の弁が2枚しか無いので、治療方法は手術しか無く、大動脈弁形成術で弁置換をすることになります。
薬で治るものじゃないんですね。
急に悪くなるものではなく、時間や加齢で弁が弱ってくると、手術が必要になります。
経過観察と精密検査を定期的に受けるというのが多いようです。
私も、そんな感じで、医者からは
「今は自覚症状がなくても、年をとると山登りがしんどくなったり、激しいスポーツをすると息切れが激しくなったりする」
と言われています。
また、
「年をとって今以上悪くなると、手術が必要な場合もある」
とも言われています。
心臓の病気って、なかなかに怖いものですが、普段の生活で対処の仕方がないのが困りものです。
ノンスタの井上さん、手術に踏み切るんでしょうか・・・