シーサケットの戦績を解説。ロマゴンの次の時代は誰が制す?

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衝撃のKO劇でした。
アメリカのカリフォルニアで行われた、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで、チャンピオンのシーサケット・ソールビサイ(タイ)が、元王者のローマン・ゴンザレス(ニカラグア)に、4ラウンド1分18秒でKO勝ちしたのです。

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シーサケットの戦績について

この試合は、ロマゴン(ローマン・ゴンザレスの通称)が派手なKOで王者返り咲きなるか?というところが注目されていました。

私は、WOWOWでこの試合を見ていたのですが、ロマゴンは調子も良さそうだったし、まさかシーサケットにKO負けするとは思っても見ませんでした。

さて、そのシーサケットはタイのボクサーです。
タイのボクサーは、ムエタイ上がりの人が多くて、打たれ強いのも特徴ですがシーサケットの戦績はどんなものなのでしょうか?

調べた結果、49戦44勝(うちKO勝ち40)4敗1分けでした。

これは私も知らなかったのですが、2009年3月に後楽園ホールで八重樫東と対戦しています。
この時はライトフライ級8回戦ということで、世界戦ではなかったのですが3回2分秒にTKO負けを喫しています。

この時は、シーサケットではなくウォーラウット・ウォーポーシサケットというリングネームでリングに上がっています。

因縁のロマゴンとの試合

シーサケットを一躍世界トップ選手にのし上げたのは、2017年3月に行われたロマゴンとの試合だと言っても過言ではないでしょう。

パウンド・フォー・パウンドであり、最強チャンピオンの名をほしいままにしていたロマゴンとの対戦で、なんとシーサケットはロマゴンに初黒星をつけて勝ってしまったのです。

この試合、序盤にシーサケットがバッティングと同時に右ボディブローを出し、ロマゴンがダウンの判定を取られます。

そこからロマゴンの歯車が狂ったのか、またバッティングを受けて右目尻をカット。
そのせいか、なかなかロマゴンのパンチが当たらない展開になり、出血による見栄えの悪さもあったのか、なんとロマゴンが判定負けを喫してしまったのです。

この判定は賛否両論を巻き起こしました。
実際、私はバッティングの減点もあるし、ロマゴンの終盤のアグレッシブなボクシングから、ロマゴンの辛勝かと思いました。

世間の意見も、ロマゴンが勝っていたというのが多かったようです。
WBCも同様の見解を持っていたようで、すぐにロマゴンとの再戦指令が出たのです。

これによって、2017年9月9日、井上尚弥がアメリカデビューを果たした日に、シーサケットとロマゴンが再戦する事になったんですね。

シーサケットの戦績の中、キャリアハイの試合になったのか?

さて、9月9日(日本時間10日)のロマゴンとの再戦。
私は100%ロマゴンが勝つと思っていました。というか、そんな希望を持っていました。

ところがフタを開けると4回30秒すぎに強烈な右フックがロマゴンの顔面にカウンターでヒット!
ロマゴンとほぼ同時にパンチを出したように見えたのですが、シーサケットのパンチの方が早かったです。
ロマゴンのパンチが伸びきらないうちに、シーサケットのフックがヒットしました。

これでロマゴンが衝撃のダウン。
さらに追い討ちの左ストレートからの右フックで、大の字になってダウンしました。
衝撃のシーンはこちらです↓

あの最強を誇ったロマゴンが、大の字になってダウンした姿に、しばらくテレビの前で呆然としました。
ロマゴンの体格的に、スーパーフライ級は厳しかったのか、フライ級当時の、相手を圧倒したパワーにも陰りが見えてきたような気がします。

とにかく、このビッグマッチに劇的勝利したシーサケットは、これで一躍スーパーフライ級の主役に躍り出る事になりました。

次の試合は、クアドラスに勝ったエストラーダが相手です。
シーサケットは、2014年5月にクアドラスと対戦して負傷判定負けしていますが、そのクアドラスに勝った(ほんとに僅差の判定でしたが)、エストラーダとの対戦。

もしシーサケットがエストラーダに勝った場合は、その次、もしかして井上尚弥が相手として浮上するかもしれません。
ロマゴンという絶対王者がいなくなったスーパーフライ級ですが、シーサケット、エストラーダ、クアドラス、そして井上尚弥と、まさに群雄割拠の戦国時代に突入したんじゃないでしょうか。

このロマゴンとの試合が、シーサケットの戦績の中でのキャリアハイになるのか、それともまだまだ金字塔を打ち立てて行くきっかけの試合となったのか。全ては次戦のエストラーダとの試合にかかっているでしょう。

次はゴロフキンの出番だ!

さて、今月はビッグマッチが続きます。
9月12日にはゴロフキン対アルバレスとのビッグマッチがあります。
メイウェザー対パッキャオに続く、夢のビッグマッチです。

今から楽しみでなりません。

残念なのが、今回もそうなんですが夢のビッグマッチは日本の地上波では放映されません。
放映されているのは、WOWOWです。

アメリカではボクシングの試合はペイパービューが当たり前ですよね。
これから井上尚弥もどんどんアメリカで試合をすると思いますが、その時は日本の地上波では放映されないと思います。
アメリカでやっているビッグマッチをテレビで見たい場合、WOWOWがおすすめですよ。