一大決心をしてダイエットをするぞ!
そんな人が陥りがちな間違いが、「お肉を食べない」ということです。
お肉に含まれるタンパク質は、代謝を上げてくれる大切な栄養素だ
お肉に含まれるタンパク質は、体を温めて代謝を良くしたり、脂肪を燃やしやすくするなどの効果があります。
「肉は太るから」という理由で、お肉を食べないのは、代謝を悪くし、逆に痩せにくい体を作ってしまうのです。
つまり、タンパク質は体内で分解されるとアミノ酸になり、筋肉や血管、神経などを作る物質になります。食べ過ぎはもちろんダメですが、適度にお肉を食べる事で、消化のエネルギーも使う事になり、代謝がアップするということです。
タンパク質は、食欲を抑えるのにも役立つ
お肉や魚、牛乳に含まれるタンパク質には、レプチンというホルモンが大きく関わっています。
レプチンとは、食事をしている時に、満腹感を感じさせるために分泌される物質で、レプチンの分泌が悪いと、満腹感がなかなか得られないために、ついつい食べ過ぎてしまうという事になるのです。
ある研究では、ラットにタンパク質を与えないと、血中のレプチンの濃度が極端に低くなることが分かっています。
つまり、適度なタンパク質は、レプチンの分泌を活性化させ、満腹感を早くに感じさせるために、余分な食事を摂らなくなるという効果もあるのです。
このように、お肉に含まれるタンパク質は、
- 筋肉を作り、代謝を良くする
- お肉を消化する時に使うエネルギーで、代謝がアップする
- お肉に含まれる良質なタンパク質により、血中レプチンの分泌が活性化され、満腹感を得られる。
- つまり、食べ過ぎを抑制してくれる
などの効果があります。
何事もバランスが大事。
ダイエットだからといって、体に必要な栄養素を入れないのは、余計に代謝を落とし、抵抗力も落とし、健康には良い事はありません。
食べ過ぎは厳禁ですが、適度な量のお肉は、ダイエットにも効果的なのです。