「梅はその日の難逃れ」
このことわざをご存じの方は多いのでは?
梅干しを朝食べると、その日の災難を逃れると昔から言われています。
梅干しには、昔から語り継がれているパワーがあるようです。
実はこの梅干し、風邪やインフルエンザの予防にもなると言われています。
日本一の梅干しの産地、和歌山県みなべ町では、小学校の風邪・インフルエンザ予防に梅干しを利用しています。
梅干しを作るときの梅酢でうがい液を作り、休憩時間にみんなでうがいをしているとか。
そのおかげで、インフルエンザの流行時期でも学級閉鎖にならなかったそうです。
では、なぜインフルエンザの予防になるのか?
調べてみましたので、ご紹介します。
インフルエンザ予防の鍵は、梅干しの強力な抗菌作用にあった!
梅の果肉には、クエン酸、リンゴ酸、ピクリン酸、カテキン酸、コハク酸、酒石酸など、強い殺菌・抗菌作用を持つ有機酸が含まれています。
中でも、梅干しの酸味成分であるクエン酸には、疲労の回復に効果があるとされています。
これらの抗菌作用によって、インフルエンザのウイルスから体を守ってくれるのです。
梅干しを毎日食べることで、免疫力が向上するというわけです。
梅干しにはさらに、有機酸やビタミンが豊富に含まれているます。
ほかにも梅酒には発汗解熱作用や、のどの炎症を抑える効果もあり、風邪の予防だけではなく、風邪のひきはじめにも効果があります。
梅干しの具体的な効能は、こんなにあった!
梅干しの強力な抗菌作用は、インフルエンザの予防に効果的です。
さらに、風邪のひきはじめにも、以下のような効果があります。
風邪で弱った体の疲労回復
梅干しにはクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれています。
この有機酸は、風邪で熱が出た時の疲労回復に役立ちます。
喉の痛みを和らげてくれる
梅干しは殺菌・抗菌効果が高いので、のどの痛みにも効果的です。
特に、梅酒には消炎作用や鎮痛作用があり、喉の痛みを鎮めたり、咳を鎮めたりする効果があります。
梅肉エキスが、さらに効果あり!
出典:http://minabe.net/umelife/ekis/
梅肉エキスとは、梅の果肉をすりおろしたものを、じっくり煮詰めて作ったエキスです。
梅干しよりも、クエン酸などの成分が詰まっていて、さらにインフルエンザ予防に効果的です。
梅肉エキスには、抗菌作用だけじゃなく、整腸作用もあります。
整腸作用があるということは、腸内フローラの改善にも役立つということ。
普段から体調を整えるのにも役立ちます。
梅肉エキスには、ムメフラールという成分があるのですが、血流を改善する効果も期待できます。
まとめ
以上のように、梅干しはまさに「梅はその日の難逃れ」のことわざ通り、体に良い成分がギュッと詰まっています。
インフルエンザが流行するまでに、毎日梅干しや梅肉エキス、梅酒を食生活に取り入れて、菌に強い体を作っておきましょう。