脂肪やコレステロールを高める原因のひとつに、「お酒」があります。
お酒は昔から「百薬の長」と呼ばれ、適量を飲む分には素晴らしい薬効があります。
例えば、適量の飲酒は、善玉(HDL)コレステロールを増やしてくれ、動脈硬化を防ぐ効果があります。
また、血管を広げ、血圧を下げて心臓への負担を減らしてくれます。
さらに、ストレス発散にもお酒は効果的です。
お酒を飲むと、リラックスした状態になり、カテコラミンというストレスホルモンの分泌を弱めてくれます。
それによって、血管が広がり、血圧が下がるいうわけです。
つまり、適量のお酒は
- 善玉コレステロールを増やす
- 動脈硬化を防ぐ
- 血圧を下げる
- リラックス効果
という効果があるのです。
しかし、お酒の飲み過ぎは危険
適量のお酒は、上記のように良いことだらけなのですが、多量に飲んだ場合は、まさに逆の効果があります。
多量のアルコールは、血管を広げ過ぎますので、かえって血中のカテコラミン(ストレスホルモンの一種)が増えて、心臓の鼓動が早まり、過度にストレスがかかりすぎている状態になります。
その他、血圧を上げたり、血中の脂質が増えて、高脂血症の原因にもなります。
何事も、適度が大切ということです。
では、適量のお酒はどの程度なのでしょうか。それは、以下のとおりです。
- ビール→大ビン1本強
- ワイン→グラス3杯
- 日本酒→1.5合強
- ウイスキー→シングル2杯
と、こんな感じです。
毎日このくらいなら、なんとか範囲内で収められる人が多いんじゃないでしょうか。
また、毎日これ以上飲む人は、1週間に1〜2日くらいは休肝日を設けるようにしましょう。