白内障の症状と見え方について。自分で白内障のチェックができる?

白内障目の悩み

最近、目が急に悪くなってきたと思っている人。この画像↑のように、輪郭がぼやけて白っぽく見える人。
もしかしたら白内障かもしれませんよ。

白内障は加齢とともに発生する病気ですが、早い人では40代から発症する場合も。
私も人ごとではないので、白内障について調べてみました。

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白内障の症状について

白内障は、目の水晶体が濁ってしまう病気です。
水晶体は、外からの光を曲げて、網膜に画像が綺麗に写るようにピントを調整する働きを持っています。

この水晶体が濁ることで、視界がぼやけたり、光が乱反射して眩しく見えたりします。
水晶体の濁りかたによって症状は様々ですが、主な症状と見え方は以下の2点です。

1.視界全体がぼやける(霞みがかった感じ)

水晶体全体が濁ってしまうと、視界全体がぼやけてしまいます。
白内障は「白」と文字がつくので、ものが白っぽく見えると思われがちです。

実際、白っぽく、白濁したような感じで視界全体がぼやける人もいますが、薄暗く見える場合が多いです。
これは、水晶体の濁りのために、光が十分に目の中に入らないことが原因です。

視界がぼやけた場合、ほとんどの人が「視力が落ちた」と思って、メガネやコンタクトをしますよね。
もしかして、レーシック手術をする人もいるでしょう。

でも白内障の場合、メガネやコンタクトをしても改善されないことが多いのです。

2.光が散乱して眩しく見える

夜に運転をしていて、車のヘッドライトや街灯がやけに眩しく感られる症状です。
暗い場所では、人の目は少しでも光を多く取り込むために、瞳孔が大きく開かれます。

ところが、水晶体の中の一部に濁りがあると、大きく開かれた瞳孔に光が差し込んで乱反射し、非常に眩しく見えてしまうのです。

自分で白内障のチェックはできる?

白内障は視力検査だけでは、症状がわからないことがあります。
通常の視力検査だと、静止画(cという絵を見てどこが空いているかという、ポピュラーなものです)を対象に検査しますが、白内障になると静止画の検査では正常な場合もあるのです。

だから白内障かどうかを見極めるためには、眼科に行って白内障の検査をしてください。

その前に、自分でできる白内障のチェックポイントを以下に書きます。
あくまで自分で行うチェックなので、決して自己判断だけに任せないようにしましょう。

白内障のチェックポイント

  • 急激に視力が悪くなったと感じる
  • ものが白く濁ったように見える
  • ものの輪郭がぼやけて見える
  • 夜の光がすごく眩しい
  • 眼鏡をかけても、近視が改善しない
  • 片目でものを見ると、二重に見えてしまう

以上です。
上記が当てはまって心配な人は、眼科で白内障検査をお勧めします。

白内障は薬で治る?

白内障の治療ですが、目薬や飲み薬では治りません。
まして、サプリメントで治るわけがないので、怪しい健康食品には注意してください。

薬やサプリメントは、白内障を発症する前の予防としては使えるものもありますが、最終的には手術するしかありません。

白内障の手術は、白く濁った水晶体を取り除き、その代わりに「眼内レンズ」という人工の水晶体を入れるものです。
こう書くと、目の水晶体を入れ替えるということで、すごく怖くなってきますが、国内で1年間に140万件も行われているポピュラーな手術です。

実は私の母親も5年前に白内障の手術を受けています。やはり症状としては、ものが白っぽくボヤッと見えていたようですが、手術後ははっきりを見えるようになり、眼鏡を外して生活できるようになりました。
今は入院も必要なく、日帰り手術が普及しているので、患者の負担は低くなっています。

まとめ

白内障は50代から増え始める病気ですが、40代でも進行する人もいます。
原因のほとんどは、ズバリ老化によるものなので、誰もが白内障になるリスクがあるということですね。
加齢によって水晶体が濁るのだから、どうしようもないわけです。

しかも自分ではなかなか気づきにくいケースもあります。
上記のチェック項目も参考に、少しでも目に異常を感じた場合は、眼科医に診てもらうようにしましょう。