コーヒーを1日3杯以上飲む人は、脳腫瘍を発症するリスクが低いという研究結果が出ました。
研究したのは国立がん研究センター。
権威ある期間の研究なので、信憑性がありますね。
研究結果によると
研究チームは、コーヒーを1日3杯以上、1~2杯、1杯未満と飲む頻度で3グループに分けて、年齢や喫煙歴などの影響を取り除き、脳腫瘍のリスクを調べた。その結果、1日3杯以上飲む人は、1杯未満の人に比べて、脳腫瘍の発症リスクが53%低かった。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000065-asahi-soci
ということです。
私はコーヒーを1日3杯どころか、5杯も6杯も飲むほどのヘビードリンカーなので、脳腫瘍の心配はないのでしょうか?
コーヒーがなぜ脳腫瘍を予防するの?
コーヒーにはクロロゲン酸やトリゴネリンという抗酸化作用に優れた成分が入っています。
これが、脳腫瘍の発生を抑えられる可能性があるというのです。
ただ、「とにかくコーヒーをたくさん飲めばいいんだ!」というわけではありません。
海外では1日7杯以上飲むと、脳腫瘍のリスクが逆に高まるという報告もあります。
何事も、適量が大事ということですね。
同センターの澤田典絵室長は「脳腫瘍の症例そのものがあまり多くなく、科学的根拠として確立するには、さらなる研究成果の蓄積が必要」と話している。
ということなので、科学的根拠としては、まだ確立されていないようですが、コーヒーが体に良いというのは最近よく言われています。
コーヒーに含まれるカテキンは、血糖値を改善する効果があり、カフェインも血管を健康に保ってくれます。
生コーヒー豆には、体脂肪を分解・燃焼してくれる働きもあり、コーヒーダイエットという方法も知られています。
以前の記事でも、コーヒーを飲むと死亡率が低下するということを書きましたので、こちらもご覧ください。
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https://healthoyaji.com/ryokucha-coffee
コーヒーなら、缶コーヒーでもOK?ブラックじゃないとダメ?
国立がん研究センターの研究では、どんなコーヒーが脳腫瘍リスクを減らしてくれるのか、そこまで明らかにされていません。
例えば、市販の缶コーヒーでも効果があるのか?
ということは、言及されていません。
でも、缶コーヒーならブラックの方が良いでしょう。
缶コーヒーには糖質が含まれているので、1日3杯も毎日飲むと脂肪を分解・燃焼どころか、脂肪が増えてしまいます。
だから、缶コーヒーならブラックが良いでしょう。
さらに言えば、ドリップコーヒーや焙煎コーヒーの方が脳腫瘍の予防効果があるように思います。
コーヒーは運動前に飲むべし!ダイエットに効果的な飲み方
以上のように、コーヒーは脳腫瘍を予防する効果があるということが分かりましたが、他にもダイエットに効果的という側面があります。
前述したように、コーヒーには脂肪を燃焼してくれる効果があります。
そこに着目して、ジムなどのトレーニング前にブラックコーヒーを1杯飲むという人が増えています。
筋トレ前にカフェインを摂取すると、筋トレ中に使われるエネルギー源は、グリコーゲンの代わりに脂肪が多く使われやすくなるというのです。
ダイエット効果をあげたい人は、トレーニング前のコーヒーを実践してはいかがでしょうか?
ダイエットのためのコーヒーでは、「エクササイズコーヒー」というのがあります。
クロロゲン酸の量が多くて、Lカルニチンも含まれた、まさにダイエッターのためのコーヒーですよ。
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まとめ
コーヒーには、脳腫瘍の予防の他にダイエット効果もあるということが分かりました。
食後にゆっくりとコーヒーを飲むと、ゆったりした気分になってストレス発散にもなります。
ただ、過ぎたるは及ばざるが如し。
飲みすぎると逆に胃が荒れたり、脳腫瘍リスクも上がってしまうという研究報告もありますので、飲み過ぎには注意しましょう。