コレステロールを下げる食事の基本とは

コレステロール

血液中のコレステロールや中性脂肪、気になりますよね。
コレステロールや中性脂肪が増えすぎると、「高脂血症」という病気になります。
実は筆者も、中性脂肪と診断された経験がありますので、中年になれば特に気をつけなければなりません。
さて、コレステロールが増える一番の原因は、毎日の生活習慣、特に食習慣にあります。
現代人は忙しく、生活が不規則になりがちなので、大食いや早食い、寝る前の食事、不規則な食事時間、食事抜きなどなど、思い当たることが多いんじゃないでしょうか。
このような食習慣を改善することが、コレステロールや中性脂肪を減らす第一歩になるのです。

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最も大切なのは、「食べ過ぎない」こと。

中年になると、若い頃よりも基礎代謝が下がってきます。
基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても、生命を維持するために自動的に行われる活動で、生きていくのに必要なエネルギーのことです。
成人男性で、1日約1,500キロカロリー、女性で約1,200キロカロリーが、基礎代謝量と言われています。

基礎代謝が下がっているのに、若いころと同じ食事量をしていると、エネルギーに変換できなかった脂肪が、どんどん貯まっていくことになるのです。
まずは、1回の食事量を「腹八分目」に抑えることが大切です。

朝食抜きは、逆にコレステロール、中性脂肪を増やしてしまう。

忙しい人ほど、朝食抜きの食生活をしているものです。
しかし、朝食を抜くと、逆に脂肪が増えてしまうので、必ず朝食を摂るようにしましょう。

食間を5〜6時間あけて、1日3回、毎日ほぼ同じ時間に食べると、体脂肪は効率よく燃焼されます。そのためには、朝食は規則正しく食べることが重要になってきます。

朝食をしっかりたべると、昼食や夜食のドカ食いを防げ、インスリンの分泌も抑えられ、中性脂肪が増えにくくなる効果があります。

ゆっくり、よく噛んで食べること。

当たり前のように思うかもしれませんが、「ゆっくり良く噛んで食べる」ことは、肥満を防止するのに効果的です。
人間は、食べ始めてから食べ終わりまで、「もうお腹いっぱい」という状態になるまでに、約20分かかると言われています。
つまり、満腹中が「食べるのをやめよう」と感じるまでが20分なので、その間、ゆっくりよく噛んで食べると、余計な量をたべずに済むので、結果的に少ない量で満腹感を感じられるのです。

早く食べてしまうと、満腹感を感じるまでの間、余計に食べてしまうということなので、「カレーは飲み物だ」とばかりに、高カロリーな食事を、ガツガツ早く食べるような人は、ちょっと考えなおした方が良いでしょう。

夕食を軽めにすること

これが一番難しいことかもしれません。
1日の仕事を終え、ほっと一息ついて家族で夕食。そしてビールをゴクゴクと。
確かに、ほっと安らぐ一時であり、食事を楽しめるのは、夕食の時が一番です。

しかし、夕食を食べ過ぎると、エネルギーが消費しきれないままに寝る時間になってしまいます。
そうなると、脂肪がどんどん体内に貯まっていきます。
忙しく、帰るのが遅い人ほど、夕食を摂るのも遅くなりますし、食べてから寝るまでの時間が短いですので、要注意です。

朝食、昼食はしっかりと食べ、夕食は低カロリーのものを抑え気味に食べる。
これが、エネルギー消費を効率的に行い、脂肪を貯めない食生活のリズムです。