ナットウキナーゼの血液サラサラ効果について

納豆イメージ食事・飲み物・薬

ナットウキナーゼとは、納豆のネバネバに含まれる酵素のこと。

納豆は体に良いとか、血液をサラサラにしてくれるというのはよく知られていますが、それはナットウキナーゼのおかげというわけです。

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ナットウキナーゼの働きについて

ナットウキナーゼは、食品の中で唯一「血栓溶解」を促進すると言われています。
厚生労働省の人口動態調査によると、年間に約12万人もの人が脳梗塞や急性心筋梗塞で亡くなっています。

これらは、血管に「血栓」が出来て血管が詰まることが原因になっています。
特に怖いのは脳梗塞で、50代では2人に1人、60代以降では80%の人に「隠れ脳梗塞」の疑いがあると言われています。

血栓というのは、このように怖いものですが、その血栓に直接働きかけてくれるのが、ナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼは、血栓の主成分であるフィブリンを溶かしてくれる働きがあり、これを摂取すると腸内から血液中に吸収されて、血栓を溶解してくれます。

これが、納豆が血液をサラサラにしてくれるという所以ですね。

1日に必要なナットウキナーゼの量は?

1日に必要とされるナットウキナーゼは、2000FU(納豆100g(およそ2パック)分)と言われています。

FU:血栓(フィブリン)を溶かす酵素の力を表すのに最も適した測定法として、(財)日本健康・栄養食品協会が採用した単位。フィブリン分解ユニットの略

しかし、ナットウキナーゼは胃酸により約60%は死滅してしまいます。
そのため、1日に納豆を5パックも食べなければ、十分なナットウキナーゼを摂取できないことになります。

よっぽどの納豆好きの人でない限り、1日5パックはキツイですね。

納豆に含まれる「ビタミンK」は、血栓溶解を邪魔している

また納豆には、ナットウキナーゼを含む反面、血液凝固を促進する「ビタミンK」も含まれています。
そのため、一番理想的なナットウキナーゼの摂取方法は、ビタミンKを取り除いたナットウキナーゼを摂取する方が、血液サラサラ効果をより高めてくれます。

まとめ

納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓に直接働きかけてくれる唯一の酵素です。
ナットウキナーゼのおかげで、血液をサラサラにしてくれるのですが、1日に必要なナットウキナーゼの量は2000FUと、かなり多め。

納豆をたくさん食べるか、ナットウキナーゼを多く含んだサプリメントを摂取すると良いです。
おとすりむ水戸納豆は、ナットウキナーゼを含んだサプリで、日本で初めて水戸納豆をサプリに採用したことで注目されています。

血液サラサラ効果の他に、ダイエット効果も期待できますよ。