「えっ、みかんってお店で買うものなの?」
突然ですが、私の住んでいる周りにはみかん農家の方がたくさんいて、この時期になるとみかんをコンテナいっぱいにおすそ分けとして頂きます。
だから、みかんをお店で買ったことがないんですね。
こんなこと書くと、反発食らうかもしれませんが(笑)。
とにかく、田舎に住んでいることのメリットです。
さて、皆さんはみかんを食べるとき、房についている白い部分を食べていますか?
白い部分というのは、これですね。白い筋。
人によっては、この白い部分を丁寧にとってから食べているようですが、非常にもったいないです。
というのは、みかんの白い部分には栄養がたくさん詰まっているのです。
みかんの白い部分にある栄養素とは?
みかんの白い部分は、食物繊維が豊富に含まれています。
それだけじゃなく、「ビタミンP」という栄養がたくさん入っています。
ビタミンPは、あまり聞きなれない栄養素かもしれませんが、「ヘスペリジン」と呼ばれる成分で、ポリフェノールの一種です。
これは、毛細血管を強化し、血圧の上昇を抑えてくれる効果があると言われています。
また、先に書いたようにペクチンという食物繊維が豊富なので、腸の働きを整えてくれて、便秘に良いとされています。
だから、みかんを食べるときは上品に白い部分を取って食べるのは、非常にもったいないです。
みかんの本場・和歌山県人のみかんの食べ方は?
さて、みかんの本場といえば愛媛県と和歌山県ですね。
この両県は、みかんの出荷量で長年しのぎを削っているライバルなんですが、最近は和歌山県がナンバーワンのようです。
そのみかんの本場・和歌山県では、「和歌山むき」という独特のみかんの皮の剥き方があります。
いや、みかんの本場なので、正しいみかんのむき方というんでしょうか。
普通、みかんの皮を剥くときはこんな感じで皮をむきますよね。↓
でも、本場・和歌山の「和歌山むき」では、みかんの裏側から皮ごとみかんをパカっと割ります。↓
▲この写真は2つに割っていますが、人によっては4つに割ることもあります。
それから指の腹で皮をむきます。で、ここからは人によるのですが、ひと房ずつ食べる場合と、一気に何房もかたまりのままバクッと食べる場合があります。
もちろん、みかんの白い部分の筋はそのまま。
なんとも豪快な食べ方ですが、これが本場の食べ方なんですね。
やってみると、皮もむきやすく、パクッと一口に食べやすいですね。手も汚れにくいです。
この方法を知ってからは、私のみかんの食べ方はいつもこうです。
もちろん、皮ごと食べてしまいます。
みかんの皮を食べない人もいますが、皮についた白い部分に栄養素が詰まっているので、皮ごと食べるのがおすすめですよ。