ビタミンが健康な生活に必要だと分かってはいるけど、ビタミンDが不足すると体にどんな悪影響があるか、よく分かっていない人。
ビタミンDが不足すると、いろんな健康リスクを抱えることになりますよ。
ビタミンDが不足することで起こる、健康への不安とは?
ビタミンDが不足すると、以下のような症状が出やすくなります。
- 歯や骨が弱くなる
- 体がだるく、疲れやすくなる
- 免疫力が低下する
- ガンや風邪、インフルエンザなどの感染症のリスクが高まる
- 代謝が低下して、ダイエットの効果が出にくくなる
など。
特に免疫力が低くなることが問題だと、私は思います。
さて、ビタミンの中でもビタミンDは地味な存在で、ビタミンCなどの陰に隠れていたイメージがありますが、ビタミンDは実はホルモンに匹敵するほどの重要な役割を持っています。
では、ビタミンDの不足を解消するためにはどんなことに気をつけないといけないのでしょうか?
調べてみましたので、ご紹介します。
ビタミンDを多く含む食材とは?
ビタミンDは、脂に溶ける脂溶性ビタミンの一つで、日光を浴びることでもある程度、体内に作り出すことができます。
でもやはり、食べ物から摂る方が効率が良いです。
ビタミンDを多く含む食材は、以下の通りです。
- 魚介類
- 卵
- きのこ類
などです。
ビタミンDはどんな食材からでも摂れるというものではなく、意外と食材が限られてきます。
この中でいちばんのオススメは、魚です。
効率よくビタミンDを補給しようと思ったら、鮭や青魚を食べるのがベストです。
例えば、食品に含まれるビタミンDの量(μg/1食分中)を比較すると・・・
サンマ(生100g)・・・19
アンコウ肝(50g)・・・55
キクラゲ(乾燥3g)・・・13.1
生しいたけ(2個)・・・0.6
乾燥しいたけ(2個)・・・1.3
などです。
このことから、しいたけなどのきのこ類よりも、魚の方がより多くビタミンDを摂取できます。
日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、30歳〜49歳のビタミンD摂取目安量(μg/日)は、男女ともに5.5μg/日です。
女性の方がビタミンD不足になりやすい
ビタミンDは、実は女性の方が不足しがちになるというデータがあります。
大阪樟蔭女子大などの研究チームの調査によると、20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、血中のビタミンD濃度が常に「欠乏状態」になることがわかったそうです。
前述したように、ビタミンDは日光を浴びることで体内に作られますが、そこで重要なのが紫外線です。
ところが、日焼け止めのUVケアを行うと、ビタミンDが不足気味になるのです。
これは悩ましいことですね。
ビタミンD不足にならないためには、日光を浴びなければいけないのですが、日光を浴びると肌が黒くなるだけじゃなく、紫外線による光劣化でシミ・シワを作ってしまうことになります。
日光に当たりたくないけど、ビタミンDを増やしたい人は、青魚やシャケを食べたり、サプリメントで補うという方法があります。
まとめ
ビタミンDは、免疫力を高めたり、骨を強くするのに必要な栄養素だということが分かりました。
ビタミンDを増やすには、日光浴をしっかりすることと、魚類をしっかり食べることが大切です。
特に女性はビタミンDが不足しがちになります。紫外線を浴びたくない人が多いと思いますので、やはりオススメは魚類をしっかり食べることですね。
ビタミンDをしっかり摂取して、病気に負けない強い体を作りましょう!