寒いですね〜。
私は関西の太平洋側の人間なので、雪の被害には会っていませんが、それでも強烈な寒さと風邪で、心も体も折れそうになっています。
こんなこと書くと、雪国の人から笑われるかもしれませんが・・・
こんな寒い日は、熱〜いお風呂にゆっくり浸かると最高なんですが、長時間熱いお湯に浸かることで命の危険にもつながるというニュースがありました。
お風呂場の中で熱中症。高齢者は特に注意!
今朝のあさチャンでも紹介されていましたが、「浴室熱中症」です。
つまり、お風呂のお湯に長く浸かっていることでおこる熱中症のことです。
特に高齢者の方は注意が必要です。
冬のお風呂場での死因として有名なのが「ヒートショック」ですよね。
浴室と脱衣所の温度差が大きいために、暖かい浴室から寒い脱衣所に行った時に、血圧が急激に乱高下して心筋梗塞などを起こすという症状です。
でも実は、浴槽で熱中症になってしまって溺れて亡くなるというケースがすごく多いとのこと。
あさチャンのニュースによると、お風呂内の熱中症で死亡する人は、交通事故の死亡者よりも多いとのことでした。年間5千人が亡くなっているらしいです。
交通事故の死亡者より多いって、すごくないですか。
浴室熱中症の原因と症状について
浴槽で熱中症になる原因は「熱いお湯」と「長時間」というのがキーワードです。
寒い冬はどうしても熱いお湯に浸かりたいですよね。
しかも夏場と違い、長時間浴槽でゆっくりしたいというのもあります。
ウチなんかでも、子どもたちはスマホを持ってお風呂に入り、1時間くらい浴槽内でスマホを見ながらゆっくりしています。
お陰でこちらはお風呂に入る時間が後ろに押して、大変です(笑)
さて、熱中症になる原因ですが、熱いお風呂に長時間浸かっていると、どんどん体温が上昇します。
普通、体温が上昇して汗をかくと、汗が蒸発して体温を下げる役割を果たすんですが、お風呂に浸かっているために、汗が蒸発しないんです。
だから、体温がどんどん上昇してお風呂の温度に近づいてしまいます。
冬場は41度とか、42度とかの熱めのお湯に浸かりたいものですが、長時間浸かっていると、末梢の血管にまで血液が行き渡りすぎてしまい、脳への血流が減少してしまうということが起こります。
このために、頭がぼーっとしたり、痛くなったりするのです。
いわゆる「のぼせる」という症状ですね。
ひどい場合だとそのまま失神してしまって、溺れてしまうということが起きます。
高齢者は「のぼせ」のサインに気づきにくい
若い人なら、のぼせてしまうとすぐに浴槽から出ますが、高齢者になると体温の変化に気づきにくく、熱中症になりやすいそうです。
あさチャンの実験では、15分くらい熱いお湯に浸かっていると、どんどん体温が上昇していき、のぼせの症状が出ていました。
高齢者の場合、のぼせのサインに気づきにくくなっているので、体はのぼせていても、そのまま浴槽に入ったままになっているので、ひどい場合は失神・溺れにつながってしまいます。
高齢者のいるご家族の方は、特に冬場は注意が必要です。
浴室熱中症にならないための予防法とは?
浴室熱中症にならないためには、
- お湯の温度を42度以下にする
- 10分以上お風呂に浸からない
ことが大切です。
これによって、体温の急激な上昇を和らげることができます。
お湯の温度が1度違うだけでも、体温の上昇が違ってくるとのことなので、いつもより1度下げた湯温で入るようにしましょう。
まとめ
寒い冬にあったかいお風呂に入るのは、日本人の楽しみの一つでもあると思います。
私なんかはカラスの行水で、3〜5分くらいしかお湯に浸からないのですが、高齢者のいる家庭では、おじいちゃん、おばあちゃんのお風呂が長い時には、
「そろそろお湯から上がってね〜」
という声掛けが大事だと思います。