腹式呼吸でお腹を凹まそう

腹式呼吸イメージダイエット運動
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お腹が出てくる原因は、内蔵の垂れ下がりも原因

中年になって運動不足になると、筋肉が落ちてきます。
特に、足の筋肉と腹筋が落ちてくると、オジさん体型まっしぐらです。
腹筋が弱くなってくると、腹圧が下がってきます。そうなると、今まで腹圧によって支えられてきた内蔵が、垂れ下がっていて、お腹ぽっこりになってくるという訳です。
お腹が出てくるのは、皮下脂肪や内蔵脂肪のせいだけじゃなく、内臓が落ちてくることも関係しています。

腹式呼吸は、誰でもできる腹筋強化法だ

お腹を凹まそうと思うと、誰でも思いつくのが「腹筋運動」です。
しかし、腹筋運動というのはツライ運動です。下手をすると、腰や首を痛めるリスクもあるし、なにより継続するのが大変です。

会社から夜遅く帰ってきて、夕食をとり、落ち着いてから「さあ腹筋をしよう」と思っても、なかなか出来ませんよね。
そこで、オススメの腹筋強化法が「腹式呼吸」です。
他の筋肉と違い、腹筋というのは、呼吸法でも強化ができる筋肉なのです。
特に、体の内側にある「インナーマッスル」を鍛えられます。

しかも、腹式呼吸は場所も時間も必要ありません。
毎日の通勤時間や休憩時間、いえ、そうした時間を取らずとも、1日中ずっと出来るのが、腹式呼吸です。

簡単にできる、腹式呼吸のやり方

腹式呼吸のコツ

さて、腹式呼吸の方法ですが、実に簡単です。
要するに、呼吸する時にお腹を出したり、引っ込めたりするだけです。

この時、気をつけるのが呼吸法です。
腹式呼吸は、正しい呼吸法とセットで行わないと、なんの効果もありません。
具体的には、こんな感じです。

  1. 息を吸いながら、お腹をふくらませます。
  2. 息を吐きながら、お腹を引っ込めます。

はい、これだけです。
普段みんながしているのは、「胸式呼吸」です。お腹じゃなくて、胸を動かしているんです。しかし、「腹式呼吸」は、胸ではなく、お腹を動かすので、意識して行ってください。
その際、注意することがあります。

  • 姿勢を正しく、背筋を伸ばして行うこと。
  • お腹をふくらませたり、引っ込めるのは、ヘソに意識を置くこと
  • できるだけ、ゆっくりと行うこと

ヘソを中心にして、お腹を動かすことを意識してください。
ヘソから指三本分下のあたりを、「臍下丹田(せいかたんでん)」と言います。
武道をした人なら分かると思いますが、臍下丹田に力を入れることで、集中力が高まったり、力が入ったりします。

臍下丹田を意識して、腹式呼吸してください。
腹式呼吸は、座っても立っても、歩いてる時でも出来ます。

現代人は普段は「胸式呼吸」をしているので、慣れるまでは大変かもしれませんが、慣れてくると、意識しなくても自然に腹式呼吸ができるようになります。

難しければ、仰向けになって寝転がってやってください。そうすると、腹式呼吸のコツがつかめると思います。

腹式呼吸の効果

腹式呼吸には、インナーマッスルを鍛えるだけでなく、色々な効果があります。
その効果は・・・

  • 横隔膜が上下することで、血行が良くなり、基礎代謝が上がる(ダイエット効果)
  • 脂肪燃焼効果があるので、内臓脂肪が減ってくる
  • 深く息をすることで、リラックス効果を得られる
  • 姿勢が良くなる
  • 腰痛が改善される
  • 声量が上がる

などです。
特に、ウォーキングをしながら腹式呼吸をすると、さらにダイエット効果が上がりますので、オススメです。

車の運転をしている時でも、座って仕事をしている時でも、腹式呼吸は出来ます。
つまり、いつでもどこでも出来るという訳です。
知らず知らず、姿勢も良くなります。
運動不足になりがちな中年世代は、まずは腹式呼吸から始めたらどうでしょうか。