理想の体脂肪率を手に入れろ

内臓脂肪の基礎知識

体脂肪率は、体重の中で脂肪が占める割合のことを言います。
体脂肪率は、体のトータル脂肪(kg)÷体重(kg)で算出できます。

例えば、トータル脂肪が20kgで、体重が70kgの場合、20÷70=0.285、つまり約28%となります。
このように、体脂肪を計算するのですが、年齢や生活習慣の悪化とともに、体脂肪率がどんどん上がってくるのが悩みどころ。

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理想の体脂肪率とは

そもそも、理想の体脂肪率はどのくらいを言うのでしょうか。
男性の場合は、10%〜20%、女性の場合は20%〜30%とされています。
女性のほうが、皮下脂肪の割合が多く、そもそも脂肪が多い(女性らしい体)ので、体脂肪率が多めに設定されているようです。

さて、体脂肪率による体型の違いが、海外サイト「BUILT LEAN」に掲載されているので、紹介します。

体脂肪図1

体脂肪率サンプル写真

3〜4%になると、余計な脂肪がほとんどなく、ちょっと気持ち悪いですね(笑)。

ボディビルダーは、極限まで肉体美を追求するので、体脂肪率も極端に低いです。
ただし、これだと水に浮かないでしょう。

「最近太ってきたな〜。お腹まわりがヤバいかも」
と感じている人は、大抵が体脂肪率25%〜30%くらいではないでしょうか。
これを、理想的な体脂肪率(10%〜20%)に落とすことが、ダイエット本来の目的なのです。

そもそもダイエットは、体重を減らすことだけが目的ではありません。
ダイエットで体重を落としても、体脂肪率が落ちないということが往々にしてあるのです。
これが、「隠れ肥満」と呼ばれるものです。
本来のダイエットとは、体重ではなく、「体脂肪率」を落とすことに主眼を置くべきです。

体脂肪率を落とす、理想のダイエット法とは

ダイエットというと、「食事制限」だけに頼る人が多いようです。
実は、食事制限だけのダイエットは一番楽なダイエット法です。
単に「食事を減らす」だけで良いのですから。

もちろん、食事制限はダイエットには必須です。
しかし、それだけだと、体内に蓄積した余分な脂肪が燃焼せず、逆に筋肉量が落ちて代謝が悪くなり、体脂肪率が全然変わらないという悪循環に陥りがちになります。

体脂肪率を落とす理想のダイエット法は、つまるところ「運動」が一番効率がいいのです。
しかも、有酸素運動(ウォーキングや縄跳びなど)と、無酸素運動(筋トレ)を平行して行い、体脂肪を燃焼させながら、筋肉量を増やす。

こうすることで、体脂肪率が理想に近づきます。
筋肉量を増やすと、体重は落ちにくくなります。(筋肉のほうが、脂肪よりも重いため)
しかし、相対的に体脂肪率が落ちるので、体重が変わらなくてもスッキリした体型になります。

(まとめ)健康的で病気のリスクを無くし、理想の体脂肪率を手に入れることが、ダイエットの目的なのだ

ダイエットは、健康的な生活が送れ、病気のリスクを減らし、しかも見た目をスッキリさせるのが目的で、決して体重だけを減らすことが目的ではありませんので、健康的に痩せる(理想の体脂肪率になる)ためには、以下を実践すべし。

適切な食事

過度な食事制限は、体に必要な栄養を取れなくなり、健康には逆効果。でも「食べ過ぎ」は厳禁です。一番いいのは「腹八分目」。それさえ守れば、何を食べてもOKです。
それと、飲み過ぎは確実に体脂肪率を上げてしまうので、要注意です。

適切な運動

ウォーキングなどの有酸素運動、それと無酸素運動である筋トレで、体脂肪を燃焼しつつ、筋肉量をアップして代謝を上げ、体脂肪率を落とす。

上記2つに尽きるんじゃないかと。
サプリだけで、体脂肪率を落とすといった甘い考えを捨てるべきかと思います。