禁煙で太ることはありません
「禁煙すると太る」という俗説をよく聞きますが、本当なんでしょうか?
禁煙で太るメカニズムは、科学的な論もあるようです。ニコチンの基礎代謝作用がなくなるので、基礎代謝が落ちて太るとか、ごはんが美味しく感じて食べ過ぎてしまうとか、いろんな説があります。
しかし、私自身の禁煙の経験で言うと、禁煙と太ることには、なんの因果関係もない!です。
もちろん、私個人の経験則なので、一般の説とは違うかもわかりませんが、禁煙したから必ず太るというのは、どうも違うと思います。
なぜ、禁煙すると太ってしまうと言われているのか?
でもよく聞きますよね。「禁煙したら太ってしまった」という話。それは、明らかに生活習慣に問題があります。
タバコをやめると、ついつい口が寂しくなり、間食を多くとってしまうとか、お酒の量が増えるとか。そうした不摂生な生活が原因になるのです。
確かに、タバコを止めると食事が美味しく感じます。かといって、食べ過ぎで太ってしまっては、健康のためにタバコを止めたのに、結果太ってしまい不健康になるという、笑うに笑えない状況になってしまいます。
また、運動不足も原因の一つでしょう。
タバコを吸おうが吸わまいが、生活習慣が不摂生な状態だと太ってしまうということです。
なので、食事が美味しく感じるからと言って、食べ過ぎは厳禁。口が寂しいからといってお菓子をボリボリ食べるのも厳禁。そして、有酸素運動や筋トレを習慣づける。
そうすると、禁煙で太るということは無くなります。
私が実践した太らずにできた禁煙法
私が実践した禁煙法を紹介します。
タバコを止めると決断したその日から、3日間はまさに苦しみとの戦いです。ニコチンの魔力はそれはすごく、常に煙草のことが頭から離れないのが、この時期です。
そこで私は、2つのことを実践しました。
1.タバコを吸いたくなったら腕立て伏せ&麦茶を飲む
なんと単純で単細胞な方法なんでしょうかw。タバコを吸いたくなったら、その時に腕立て伏せをしていました。これで、タバコを吸いたいという欲求を、筋トレの運動に昇華させたのです。まさに精力善用(笑)。
そして、口が寂しくなったら麦茶を飲んでいました。間食は一切なし。麦茶はノンカロリーなので、余計な脂肪が付くということはありません。筋トレ+ノンカロリー飲料。これでタバコを吸いたいという欲求を追い出したのです。もちろん、太ることはありませんでした。
2.タバコをついつい吸ってしまう場所と時間を意識する
私は車で1時間かけて通勤しているのですが、不思議なことにタバコを吸いたくない時でも、「この交差点に来たらタバコを吸う」「車で30分走ったらタバコを吸う」「会社に着くまでに必ず2〜3本を吸う」という、なんとも奇妙な習慣が身についていました。
タバコを吸う人なら、このことは共感できるんじゃないでしょうか。
ほんとに変な習慣です。まるで自分に厳しいノルマを課して、タバコを吸っているようなもんです。吸いたい、吸いたくないに関わらずタバコを吸うんですから。
食事の後に必ずタバコを吸う、というのもこうした習慣です。
私は、この習慣(タバコを必ず吸う場所と時間)を意識し、その場所と時間には絶対にタバコを吸わないと決めました。たったそれだけのことですが、これは効果ありました。これに慣れてくると、タバコをわざわざ吸う必要が無くなったのです。
どうして今までノルマのように、ルーチンワークのようにタバコを吸っていたんだろう?
と不思議な思いになってきます。
食事の後も、吸いたくなる時間帯なので、即効で腕立て伏せをしていました。食事が終わってすぐに筋トレするのはどうかと思うのですが、せいぜい20回程度の腕立てです。軽い運動をすることで、タバコを吸いたいという気持ちを強制的に紛らわせていました。
この禁煙法は、太るのを防ぐことと何の関係もないですが、禁煙したいという人の一助になればと思って書きました。
ということで結論。
タバコを止めて太るか太らないかは、本人の生活習慣による!
ということです。