鳥インフルエンザのニュースがあちこちで取り上げられています。
正確に言うと「高病原性鳥インフルエンザ」。
新潟県や青森県などでも、鳥インフルエンザが発生していますが、鶏肉を食べて鳥インフルエンザに感染した事例はないです。
通常は人に感染することは無いと考えられているので、そんなに心配することは無いかと思いますよ。
2016年12月に発生した青森の鳥インフルエンザ。その感染経路は?
青森県(食用アヒルの農場)で発生した鳥インフルエンザでは、農林水産省の発表によると、ネズミなどの小動物がウイルスを持ち込んだ可能性があるとのこと。
断言はできないとしていますが、鳥インフルエンザは野鳥などがウイルスを持ち込んだり、小動物を媒介して感染するケースが多いとのことです。
食用アヒル(フランスカモ)を飼育している青森市の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、農林水産省は5日、1例目の農場に関する感染経路や原因について、「断言はできない」としながらも、ネズミなどの小動物が家きん舎内にウイルスを持ち込んだ可能性があることを明らかにした。今後複数の調査を行い、原因の特定などを進める。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00010007-dtohoku-l02
野鳥観察程度では、鳥インフルエンザには感染しません
鳥インフルエンザは、人間に感染することは無いと考えられています。
だから、過敏に反応する必要もないと思いますが、鳥を飼育している養鶏関係者はかなり注意が必要ですね。
さて、そうはいっても野鳥との接し方には注意が必要なようで、青森県の公式サイトには、野鳥との接し方として以下のような注意が書かれています。
- 死亡した野鳥など野生動物には、素手で触らないでください。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、お近くの地域県民局地域農林水産部林業振興課や市町村役場にご連絡ください。
- 日常生活において野鳥など野生動物の排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。
- 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがありますので、野鳥に近づきすぎないようにしてください。
- 特に、靴で糞を踏まないよう十分注意して、必要に応じて消毒を行ってください。
- 不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとしないでください。
出典:http://www.pref.aomori.lg.jp/nature/nature/tori-infuruenza-jouhou.html
野鳥と濃密に触れ合う人というのは少ないと思いますが、こうした注意点は頭に入れておいたほうが良いかもしれませんね。
鳥にうがいや手洗いをしておらうわけにもいかず、今回の青森県の事例のようにネズミが媒介すると言っても、100%ネズミが入らない鶏舎にするのは、難しいと思います。
鳥インフルエンザは、毎年のように話題になりますが、なかなか難しい問題ですね。