尿酸値が高い原因は、3つのパターンがあった。

高尿酸痛風

こんにちは!尿酸値が8.3mg/dlもあって、C判定を食らった健康オヤジです。

参考 ショック!尿酸値が8以上あった。基準値を超えると痛風のリスクはどうなるの?

高尿酸血症を改善するためには、生活習慣の改善が必須条件なんですが、そもそもどうして尿酸値が高くなるのか?
その原因を探らなければ、対策は立てられないと思いましたので、調べてみました。
すると、尿酸値が高くなる原因には、3つのパターンがあることが分かりました。

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尿酸値が高くなる原因

体の中では、毎日ほぼ一定量の尿酸が作られて、作られたのと同じ量が、腎臓から尿になって排出されていきます。

しかし、尿酸が作られすぎたり、排泄されにくくなったりして、尿酸の生産と排泄のバランスが崩れると、体内に尿酸の量が増えて、高尿酸血症になってしまいます。

ここで、その原因として3つのパターンがあるのです。

1.排泄低下型

患者さん全体の60%がこれにあたります。
尿酸が排泄されにくいタイプで、腎臓の機能の個人差、過度の飲酒などで、腎機能が低下していることが原因です。

これは遺伝子の変異とも関係する場合があり、尿酸の排泄に関係するABCG2遺伝子というのが発見されていて、痛風患者の8割が、この遺伝子変異を持っているとの説もあります。

とにかく、腎機能が低下していることで、尿酸が排出されなくなるということです。

2.産出過剰型

患者さん全体の10%が、これにあたります。
10%ということで、一番少ないパターンですが、尿酸を排出する力は普通にあるのですが、尿酸が過剰に作られることで、高尿酸血症になると言われています。
悪性腫瘍などの疾患から、こうした症状になる場合がありますので、かなり注意が必要ですね。

3.混合型

患者さん全体の20%〜30%が、これにあたります。
排泄低下型と、産出過剰型の混合型ですね。尿酸は過剰に作られるし、でも排出はされないし、という二重苦になります。

 

このように、高尿酸結晶は3つのタイプに分かれます。
要は、排泄と生産のバランスが崩れることが原因ですが、そのバランスが崩れる元の原因は、はっきり分かっていません。

生まれつきの体質の場合が多いのですが、肥満や飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足といった生活習慣が原因の場合もあります。

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そもそも、尿酸って何?

今更かもですが、そもそも尿酸って何?と思っている人もいるかもしれませんので、ちょっと解説しますね。

体は、常に新しい細胞を作って、古い細胞を分解します。
その古い細胞を分解するときに、老廃物(ゴミ)が出るのですが、それが尿酸の正体なんです。

痛風尿酸の元はプリン体という物質で、細胞や食品中に含まれています。
体の中では、毎日プリン体から尿酸が作られ、腎臓から尿に溶けて排出されます。

プリン体というと、ビールを連想する人も多いんじゃないでしょうか?
でも最近のビールは「プリン体0」を謳っているものが増えていますよね。
でも、プリン体を多く含む食品や飲み物は他にもたくさんあります。

私の友人は、カラスミ(ボラなどの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもの)が大好物で、パクパク食べているうちに、あっという間に痛風になってしまったというパターンもあります。
魚卵系は、要注意ですよ。