メタボ健診、受けてますか〜?
会社員の人は、会社内の健康診断を受けると必然的にメタボ健診があります。
でも健診を受けた時に「あ、これがメタボ健診なんだ」と意識する人は少ないかもしれませんね。
内科健診の時に腹囲をメジャーで調べるじゃないですか。あれも、メタボ健診の一つなんです。
さて、そのメタボ健診ですが何歳から受けられるんでしょうか?
調べてみましたので、説明します。
メタボ健診は何歳から?
メタボ健診は通称で、正式な名前は「特定健康診査・特定保健指導」と言います。
健診の項目は、「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準」という長ったらしい法律で規定されています。
さてメタボ健診は何歳から受けられるのか?ですが、
40歳〜74歳までの公的医療保険加入者
ということです。
公的医療保険とは
健康保険 | 会社員など |
船員保険 | 船員 |
共済組合 | 公務員、教職員 |
国民健康保険 | 上記以外の自営業者、専業主婦など |
ですね。この公的医療保険に入っている人全員が、メタボ健診の対象者となります。
メタボ健診の内容は?
メタボ健診の内容ですが、腹囲の測定とBMIの算出を行います。
腹囲の基準値は男性で85cm、女性で90cm。BMI値は25となっていて、それ以上になるとさらに血糖値、中性脂肪、悪玉コレステロール、血圧、喫煙習慣の有無などから、メタボリックシンドロームの危険度がランク分けされて、保健指導があります。
私の会社でも毎年1回、健康診断を受けていますが、その中でメタボ健診もあるんですね。
私は毎年、ギリギリセーフの状態です(笑)
でも社員の中の1〜2人は毎年絶対にメタボ健診に引っかかって、後日保健指導の人が会社を訪れて、20分くらい話をしています。
どんな話をしているのか聞いたところ、普段の食事内容や運動習慣、喫煙習慣を聞かれるらしいですね。
それで、「生活習慣をしっかりしましょうね」というありがたい指導をされるようです。
正直、あまり意味がないことなんじゃ?と思ってしまいますが。
まあ、メタボにならないような意識づけとしては、意義のあることなんでしょう。
メタボ健診の受診率は?
さて、メタボ健診は日本人(40歳〜74歳)のうち、どれくらいの人が受診しているんでしょうか?
公益社団法人国民健康保険中央会が出している「平成26年度 市町村国保 特定健康診査・特定保健指導 実施状況概況 報告書」というレポートによると、下図のようになっています。
これを見ると、宮城県が全国トップで45%を超えています。
最下位は広島県かな。
国民健康保険の人も積極的にメタボ健診を受けよう!
会社員の場合は会社で年1回健康診断をするところが多いので、必然的にメタボ健診を受けていますし、共済組合に入っている公務員や教職員もしっかり受けていると思います。
問題は国民健康保険に入っている自営業者や専業主婦の方ですね。
私の奥さんも、役場が行なっている健康診断なんか、受けたことがありません。本来受けなきゃいけないと思いますが。
自営業者の方も、忙しさにかまけてメタボ健診どころか、健康診断も受けていない人、多いんじゃないでしょうか。
健康寿命を延ばして、楽しい生活を送るためにも健康診断やメタボ健診はしっかり受けて生活習慣を見直すきっかけになれば良いと思います。