声優の田中一成さんが、脳幹出血のためにご逝去されました。
49歳での死ということで、同じ年代の私としては、とても人ごととは思えません。
死因は、脳幹出血ということなんですが、どんな病気なんでしょうか?
脳幹出血とは、どんな病気?
脳出血というのは、聞いたことはあるけど、脳幹出血を聞いたことはあまりありませんでした。
調べたところ、脳出血の中でも、特に重症な病気であることが分かりました。
要は、脳幹と呼ばれる部分が出血することで、ここは多くの脳神経が集まっているため、手術ができないケースが多く、治療法とすれば、薬物治療しか方法がないくらいに、大変な病気です。
脳幹とは、脳のこの部分です↓
画像引用:http://www.seibutsushi.net/blog/2012/08/1321.html
脳と脊髄の連絡路と言える場所にあるので、重要な神経繊維が集中しています。
脳幹出血は、前触れなく突然襲ってくる病気で、
- 意識を失う
- 呼吸困難になる
- 手足が麻痺する
- 高熱を発生する
- 吐き気がする
- めまいがする
などの様々な症状を発症します。
脳幹が一度に大量出血すると、呼吸が止まって数分間で死に至ってしまう場合があり、非常に怖い病気です。
運よく治ったとしても、強い後遺症を残すことが多く、手術もできないのです。
脳幹出血の原因は?
脳幹出血の原因は、高血圧です。
この病気を発症する人のほとんどが、高血圧症で、長い期間高血圧を放置していると、年をとるごとに脳の血管がもろくなり、出血が起きると考えられています。
高血圧のせいで、脳内の細い動脈が破裂してしまうんです。
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脳幹出血を予防するために
脳幹出血は、突然発症することが多く、予兆がないのが特徴です。
ある日突然、脳幹が出血して、あっという間に死に至るというのは、本当に怖いです。
なので、普段の生活で高血圧にならないように予防することが大切です。
すでに高血圧の人も、血圧を下げる努力が必要です。
血圧を下げるためには、以下のことを実践しましょう。
軽めの有酸素運動をする
適度な運動は、血圧を下げる効果があります。
軽めの高血圧の場合は、食事と運動だけで血圧を下げることができます。
適度な軽めの運動は、心肺機能を向上させ、血液の循環を促してくれます。
おすすめの運動は、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動です。
水泳もいいですね。
気をつけないといけないのは、きつい筋トレをした場合、一時的に血圧がグッと上がるので、高血圧の人にはおすすめできません。
筋トレでも、軽い負荷でできる方法を選びましょう。
私のオススメの軽めの筋トレは、ブルワーカーを使った筋トレです。
塩分控えめの食事
食事も、血圧を下げるためには重要です。
高血圧の人は、しょっぱい食べ物や、辛い食べ物が好きな傾向があります。
塩分を抑えて、薄味の食事を心がけましょう。
ポイントは、徐々に塩分を減らして、舌を慣れさせることです。
いきなり、「塩分半分だ!」と張り切っても、食事がなんだか味気なくなり、余計にストレスになってしまいます。
例えば、1ヶ月で塩分を2/3に抑えるという目標を設定し、徐々に塩分を減らしていくのがオススメです。
この方法だと、舌が段々慣れてきて、塩分を減らしてもストレスを感じることなく、薄味の料理になれることができます。
内臓脂肪が多い人も、高血圧になりやすいので、注意が必要です。
青魚のEPAやDHAも、血圧を下げる効果が
イワシ、サバ、カツオ、さんまなどの青魚に含まれるEPAは、血液をサラサラにしてくれる効果がります。
DHAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすという効果があり、血液中の中性脂肪を減らすなど、EPAと同様の働きをします。
高血圧の原因は、高脂血症など、血液ドロドロの状態になっていることが多いので、血液をサラサラにしてくれる青魚をたくさん摂るようにしましょう。
タバコを控える
タバコを吸うと、血液が収縮するので、高血圧のリスクが高まります。
血圧が高めの人は、タバコの量を減らすか、思い切って禁煙しましょう。
ストレスのない生活を
長時間ストレスにさらされると、血圧も上昇します。
かといって、ストレスと無縁の生活をするのは、いまの時代無理ですよね。
だから、自分なりにストレスを発散させる時間を、1日のうちに確保することが大事です。
趣味やスポーツ、ぼーっとする時間、ゲームや漫画など、どんなことでもいいので、
「ああ、心地いいな〜」
と感じる時間を大切にしましょう。
まとめ
脳幹出血の原因のほとんどが、高血圧によるものです。
高血圧は、生活習慣病の一つなので、日々の生活習慣を改めることで、血圧を下げることができます。
意外と、痩せ型体質でも高血圧の人もいます。
太っているから、痩せているからに関係なく、高血圧にならないようにすることが、脳幹出血の予防につながります。