運動習慣と健康の関係について。徳川家康に学ぶ健康ノウハウ。

徳川家康ダイエット運動

運動習慣のない若い人が増えているそうです。
小学生や中学生、高校生の頃は運動部に所属していても、卒業してから全く運動しなくなったり、そもそも学生の頃に運動部に入っていないために、運動習慣そのものがなかったり。

運動習慣をつけないと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
また、運動習慣と健康との関係は?

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運動しないことによるデメリットは?

運動しないと、筋肉を使うことが少なくなるので、筋力が弱ってきます。
体の筋肉量が減ってくると、基礎代謝の低下が人より大きくなって、脂肪の燃焼効率が悪くなります。

要するに、太りやすくなるということですね。
一見、運動を全然しないのに痩せている人もいますが、そうした人は全身の筋肉量が落ちて、代わりに脂肪がついている「隠れ肥満」の場合も多いです。

また、全身の血の巡りも悪くなります。
すると、高血圧や心臓病にもなりやすく、生活習慣病のリスクが高まります。

他にも、ストレスを溜めやすくなって、ストレス耐性が弱くなってしまいます。
運動しないと、心身の健康に悪影響を与えるということですね。

徳川家康は、運動習慣のメリットをわかっていた!?

徳川家康は、当時の大名の中でもすごく長生きした人です。
享年は75歳。

実は徳川家康はかなりの健康フェチで、江戸幕府が編纂した徳川家の公式記録『徳川実記』には、家康の実践していた健康法が記録されています。

その健康法とは、

  1. 粗食を常とする
  2. 冷たいものは口にしない
  3. 季節外れのものは食べない
  4. 肉もほどほどに食べる
  5. 体を動かす
  6. 香を焚く(リラックス効果)
  7. 薬について学ぶ

です。

中でも、家康は運動習慣を大切にしていました。
剣術は達人級でしたし、弓術、水泳、馬術にも長けていました。
中でも、年を取っても鷹狩りが大好きで、その健康効果を

「骨や筋肉、手足が機敏になり、暑さ寒さをいとわないようになるので、病気にかからない。夜も1日の疲れでぐっすり眠れる」

と言ったそうです。

当時の人は、「健康のために運動をする」という意識がなく、徳川家康はその点でも先進的だったと思います。

「運動は、健康に悪影響」に反論!

運動することは、健康にメリットがあるというのは、私も同じ意見です。

でも逆に
「運動することで寿命が短くなる」
「運動すると、逆に不健康になる」

という人もいます。

それらの人は
「わざわざ運動しなくても、普段の生活で体を動かしているので、それで十分」
「運動することで心臓などの臓器、関節に負担がかかるので、逆に体に悪い」
という説を唱えています。

すごい説では、
「人間以外の動物は、運動なんかしてないじゃないか!それでも俊敏性や体力がある動物がたくさんいる!だから運動なんか必要ない!」

と。

いやいや、そもそも人間と野生動物では体のつくりが違いますから。
ライオンやトラがずっとじっとしているのは、狩りの時に使うエネルギーを無駄遣いしないためだし。

「運動しなくても、食事制限だけで十分痩せられるし、健康的だ」

という人もいますが、食事制限だけで痩せても、筋肉量が減ることになるので、代謝が悪くなって、余計にリバウンドしやすい体質になってしまいます。

というわけで、適度な運動は健康にとってメリットが多いのです。

ただ、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

ハードすぎる運動をしすぎると、関節を痛め、心臓にダメージを与え、筋肉が逆に萎縮してしまいます。

だから、適度な運動というのが大事です。
運動習慣をつけることは、健康にとって良い影響しかないと思いますよ。