とんでもない怪物が高校デビューしました。
彼の名は清宮幸太郎。わずか１５歳にして『和製ベーブ・ルース』の異名を持ち、2012年8月のリトルリーグ世界選手権で怪物ぶりを世界に轟かせました。
おそらく2年後、ドラフトの目玉として注目されるのは必至。あの清原の中学・高校時代を彷彿とさせる怪物ぶりで、現在大注目の野球選手です。
清宮幸太郎くんのプロフィール
出身地：東京都
身長：184cm
体重：97kg
右投げ左打ち
野球を始めた動機は、ハンカチ王子・斉藤（現日本ハム）と、田中将大（現ニューヨーク・ヤンキース）の高校時代、早実と駒大苫小牧の甲子園決勝の再試合を生で観戦して、「早実で甲子園へ行きたい！」と思ったそうです。
この当時わずか7歳。それまでお父さんの影響からかラグビーをやっていたのですが、小学4年生で東京北砂リトルという野球チームに所属し、本格的に野球を始めました。
実は、清宮くんのお父さんは、清宮克幸さん。
元ラグビー選手で、現在はラグビーのヤマハ発動機の監督をされています。
それでラグビーをしていたようなんですが、一流アスリートの血は、ラグビーであれ野球であれ、非凡な才能を持っているようです。
リトルリーグ世界選手権での衝撃
清宮くんが注目されたのは、2012年のリトルリーグ世界選手権。東京北砂のエースで4番として世界一に輝きました。
驚くべきはその成績。
5試合で打率6割6分7厘。3本塁打、6打点を記録し、パナマ戦では世界大会史上最長の94メートルの特大ホームランを放ちました。
米メディアが「マンモス・ホームラン」と評したほどの衝撃をアメリカに与えました。
すでに、米メジャー・リーグのスカウトは清宮くんをチェックしていることでしょう。
イチロー選手も絶賛。ジラルディ監督もスカウト？
ヤンキース時代のイチロー選手が、2012年にリトルリーグ世界一になった東京北砂のメンバーと対面しています。
その時にイチロー選手の感想は「デカッ！」だったらしいです（笑）。
そりゃあ13歳にして自分よりも大きいんですから、イチロー選手もびっくりしたことと思います。
ジョー・ジラルディ監督（当時）も、「君ならここで（ヤンキー・スタジアム）ライトスタンドに放り込める」と勧誘？する場面もあったとか。
こうなると夢が膨らみます。
まだ高校生になったばかりの清宮くんですが、近い将来ヤンキース入りなんてこともあるかも。そうなると、松井選手以来の日本人スラッガーの誕生です。
今春から早稲田実業へ進学。甲子園を目指す
さて、中学時代から怪物ぶりを発揮していた清宮くんですが、今春から夢であった早稲田実業（高等部）へ進学しました。夢を叶えたわけですね。
早実は、現在のところハンカチ王子・斉藤投手のイメージがまだ強いですが、これからは清宮くんの時代がやってくるでしょう。
早速、夏の甲子園が楽しみになってきました。
早稲田実業入学わずか3日でいきなり適時打。19日には驚きの特大ホームラン！
早稲田実業へ入学したのが4月6日。その3日後の9日。
なんと高校デビューしていきなり適時打を打ちました！
2015年4月9日に行われた、春季高校野球東京大会3回戦の駒大高校戦に「3番・一塁」のスタメンで公式戦初出場。
6回、同点に追いつきなおも1死満塁。初級の内角スライダーを弾き返し、左前への決勝打。さらに12日の早大学院戦では3安打をマークしました。
そしてついに19日。
同大会の準々決勝の関東第一戦（神宮第2球場）で130メートルの特大ホームランをかっ飛ばしました。
高校13打席目の豪快な一発に5600人の満員の観客は度肝を抜かれました。この試合、複数の往路のスカウトが注目し、報道陣も50人が集結したそうです。
その注目度の大きさは、まさに清原級です。
その初アーチの模様がコレです↓
https://www.youtube.com/watch?v=o_pZAepkuR4
目標は80ホームランということでですが、この打撃を見る限り、楽々クリアしそうな勢いを感じます。
ただ、マスコミのみなさんはあまりチヤホヤしないで欲しいと思います。
間違いなく、将来のスター選手なんですが、あまりスター扱いで持ち上げた結果、勘違いしてしまった選手もいますので。
ちなみに、プロ野球各スカウトのコメントは以下のとおり。まさに絶賛の嵐です。
巨人・吉武スカウト
「本塁打は文句なし。神宮球場でも入っている。これで、まだ１年生だから、どこまでいくのか…」ソフトバンク・山本スカウト
「星稜高時代に（先輩の）松井さん（秀喜氏）を見ているけど、あの本塁打で松井さんを思い出した」阪神・中尾スカウト
「初めて見たけど、打った瞬間、本塁打。あそこで（真っすぐを）１球で仕留めるんだから、たいしたもの」清宮について関東第一・米沢監督
「本当にすごいバッター。雰囲気があり、チャンスに回る。緩い球が危ないと思っていたが、あそこ（内角直球）をさばける。さすが、１年生で早実の３番。すばらしい」
清宮幸太郎選手の将来に、今後も大注目です。
