将来への宇宙計画採用をめざす「人工筋肉」(シンセティックマッスル)とは?

人工筋肉健康の話題

宇宙への物資補給船「ドラゴン」が、国際宇宙ステーションに向けて様々な実験器具を運ぶ予定だそうです。

ニュースには、宇宙飛行士がコーヒータイムを楽しむための、専用エスプレッソマシンが注目されていましたが、その記事の中で「将来の宇宙計画の採用をめざす人工筋肉」というのがありました。

健康オヤジとしては、「人工筋肉」の方に興味をそそられたので、ちょっと調べてみました。

スポンサーリンク

人工筋肉は、ロボットに使われる

人工筋肉と聞くと、マッスルスーツのように人体に装着して筋力を大幅にアップさせるものと思っていましたが、そうではないようです。

火星で有人探査を行うために使われることを目的としています。つまり、火星で人間が作業すると、強い放射線のために長時間居られないために、人間に変わってロボットに装着するものです。
「シンセティックマッスル」と名付けられています。

そもそも、人工筋肉って何?

人工筋肉は、生体の筋肉組織や構造を工学的に真似て、電気的・磁気的・化学的なエネルギーを生み出し、動力を発生させるものと定義されています。

専門的には、アクチュエータの一種ということですが、実用レベルですでに人間の筋肉の約100倍の力に相当する人工筋肉もあるようです。
参考リンク:http://www.eamex.co.jp/features/koubunshi/koubunsi/

さて、この人工筋肉ですが色んなタイプがありますが、最近では合成樹脂などを用いて、柔らかい素材で動作するものもあります。

ということは、皮膚のような合成樹脂で人工筋肉を作ると、まさにアンドロイド的なものになるのでしょうか。

ターミネーターの世界が現実に?

shuwatcan

これって、まさにターミネーターの世界。科学の進歩にちょっと怖くなってきます。
シュワルツネッガー扮するターミネーター(T-800)のようなものが、もしかして将来作られるかもと考えると、本当に怖い。

もちろん、人工筋肉は人間ができない作業(放射線下での長時間作業)や、医療、介護などの分野で役立ってくれるのだと思います。

なにしろ、まだ実用化もしていないので、何とも言い様がないのですが、宇宙空間での実験を経て、さらに技術が進むんじゃないかと思います。平和利用のみに使われることを祈るばかりです。