ダイエットは肝臓に悪影響?過度なダイエットは脂肪肝になりやすい!

ダイエット肝臓健康の話題

ダイエット頑張っていますか!?

実は、ダイエットを頑張っている人にショッキングな話があります。

それは、ダイエットの影響であなたの肝臓がパンパンになり、脂肪肝になってしまうことがあるのです。

肝臓の細胞組織の30%以上に脂肪がついた状態を、「脂肪肝」と言います。
脂肪肝は、糖分の摂り過ぎや、お酒の飲み過ぎ、偏った食生活が原因ですが、実はダイエットによっても脂肪肝になることがあるのです。

脂肪肝になると、肝臓が脂肪でいっぱいになり、高血糖状態になって糖尿病の発症リスクを高めるので、要注意です。

健康のためにダイエットをしていたのに、脂肪肝になってしまったなんて、シャレにならないですから。

参考記事:脂肪肝の改善には、3つの習慣を実行しよう

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なぜ、ダイエットをすると脂肪肝になるの?

では、どうしてダイエットをすると脂肪肝になりやすいんでしょうか?

ダイエットといってもいろんな方法がありますよね?
実は、脂肪肝になりやすいダイエット方法というのがあるんです。

それは、急激なカロリー制限や糖質制限、食事制限をするダイエットです。
要するに、

「運動したくないけど、痩せたい」

という人がやってしまいがちなダイエットですね。
あなたは、こんなダイエットをしていませんか?

ダイエットで栄養を制限すると、肝臓が

「おいおい、体に必要な栄養がこないよ!」

と判断して、自衛策として脂肪を蓄えようとするのです。
脂肪は、体にとって必要なものなので、それを肝臓が自ら作り出してしまうというわけです。

その結果、肝臓の細胞の中に余計な脂肪がついてしまい、肝機能を損なって脂肪肝になるのです。

食事を減らすダイエットを続けていると、肝臓自体がタンパク質を分解して、糖を作り出してエネルギーに変えます。

この時、肝臓にはかなりの負担がかかり、ダメージを負うことになります。

脂肪肝どころか、下手をすると肝硬変や肝がんになってしまうリスクがあります。

だから、無理な食事制限でのダイエットは、百害あって一利なしなのです。

肝臓に優しいダイエット方法とは?

では、肝臓に負担をかけずに痩せるには、どんなダイエットがいいんでしょうか?
ポイントは、以下の2点です。

1.食事はゆっくり、ゆっくり減らしましょう

食事制限で肝臓に負担をかけるのは、半月や1ヶ月で痩せよう!
とばかりに、急に食事の量を減らす場合です。

そうではなく、半年、1年の期間でゆっくりゆっくり、食事を減らしていくダイエットを実践しましょう。

徐々に体と肝臓をならしていく方法です。1年かけて5キロ〜10キロ痩せようという目標を立てって、ゆっくり行うダイエットですね。

この方法だと、急激な体の変化は起こらずに、徐々に慣らしていくやり方なので、肝臓に余計な負担をかけずに済みます。

2.ウォーキングやジョギングなどの軽い有酸素運動をしよう!

食事制限だけでダイエットをすると、筋肉量が落ちます。
その結果、基礎代謝が落ちてしまい、逆に痩せにくい体質になってしまいます。

痩せにくくなるから、余計に食事制限をしようという、負のスパイラルに陥るわけですね。

痩せたいなら、しっかり運動をして筋肉量を維持すると同時に、基礎代謝を高めるようにしましょう。

そのためには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。
また、軽めの筋トレも効果的です。

筋肉量が増えると、脂肪の燃焼力が上がって、ダイエット効果が高まります。

結論!

急激な食事制限だけのダイエットは、肝臓に負担をかけて、脂肪肝になってしまいますので、ダイエットをするときは、長い期間で考え、ゆっくり食事量を減らすことと、運動をすることです。

健康的に痩せるように、焦らずゆっくりいきましょう!